近年、『自己肯定感』という言葉が幅広く知られるようになってきました。
でも実際どういったものなのか分からない。言葉だけは聞いたことがある。という方も多いのでは?
では、今回この『自己肯定感』についてお伝えしていきます。
【目次】
1.今のあなたの自己肯定感をチェックしてみましょう
2.自己肯定感とは
3.自己肯定感の低さによって起きてしまう問題
4.自己肯定感が低くなってしまう原因
5.自己肯定感が高いことのメリット
6.自己肯定感を高める方法
7.自己肯定感は変わりやすい
8.現代こそカウンセリングが求められている
9.カウンセリングで出来ることとは
10.カウンセリングのご案内
自己肯定感チェック診断
まず最初に今のあなたの自己肯定感をチェックしてみましょう。
《以下のチェック項目で、当てはまるものを数えてください》
✔️. 鏡を見て自分の嫌なところを探したり、落ち込んだりしてしまう
✔️. 職場や学校、家庭内でちょっと注意されると、深く落ち込んでしまう。また、立ち直るまでに時間がかかる
✔️. 仕事ができる同僚や、幸せそうな友人などと自分を比べて落ち込んでしまう
✔️. 職場の上司や、友人など、周りから言われた何気ないひと言が気になってそのことをよく考えたりしてしまう
✔️. 常に周りの目や反応、評価が気になってしまう
✔️. 自分のペースを乱されると、些細なことでもイラッとしてしまうことがある
✔️. 失敗やミスすることを過剰に恐れてしまう
✔️. 新しいことに挑戦したいなと思っても、「どうせ…」「自分なんかじゃ…」と、勝手に限界を決めてしまっている。
6個以上当てはまった方は、「自己肯定感が低い」状態だと言えます。
自己肯定感は、仕事のパフォーマンスや人間関係の構築にも大きく影響してくる要素の一つです。
そして、自己肯定感を高めることによって私たちが抱える多くの悩みは消え去るとも言われていて、それだけ人生を左右する欠かせないものであり、それによって人生の満足度や幸福感をも得られるのです。
自己肯定感とは
そもそも自己肯定感とは、『自分自身を価値ある存在として受け入れること』
つまり、ありのままの自分を認め、自分を尊重するということです。
あなたがもし何か失敗してしまったり、周りから批評を受けるようなことがあったとしても、自分が自分であることに常に満足している。
そして、自分自身を一番の味方にし、どんなことも乗り越えていける
エネルギーの軸となるようなものが、自己肯定感なのです。
自己肯定感が低さによって起きてしまう問題
①ネガティブ思考になりがち
自己肯定感が低いと、物事に対してネガティブに捉えやすい傾向にあります。
例えば、上司から言われた何気ない一言が気になり、それを全て「自分はダメだ」といった方向に結びつけてしまいがちです。
そのときどきの状況などで、一喜一憂してしまうため、感情の浮き沈みが激しく精神的に不安定になりやすい傾向にあります。
この状態のままだと、行動すること自体に影響が出てくるので
挑戦したいことがあっても、勝手に自分の中で限界を決めてしまい行動を躊躇してしまうようになります。
②依存しやすい
例えば、異性から告白されたとき「こんな自分でも好きでいてくれるなら・・」といったように
自分の自己評価が低いために、相手を上にあげ自分を下げるような立場で恋愛をする傾向があります。
こうなると、無意識で自分が相手よりも下の立場でいる行動をするようになるので、「相手がいなかったら私の存在価値はない」といった依存気質になりやすいのです。
これは恋愛だけでなく、周囲全般に対する依存傾向があります。
周囲に依存している状態とは、自分を尊重していない、自分を失くしているという状態。
依存し続けていると、全てを人のせいにしてしまい、自分で判断できなくなっていってしまいます。
③自分を見失ってしまう
自己肯定感が低いと、他者と比較してしまいがちになり、自分の良いところではなく、自分の悪いところしか目が向かなくなります。
そうすると、自分の魅力だったり本来の自分が分からない。つまり、自分を見失ってしまい自分自身に対する信頼感が低くなり、本来の能力やパフォーマンスが発揮できなくなってしまうのです。
本来の能力を発揮することだったり、自分らしさを表現することは、仕事や人間関係において欠かせない大事な部分になってきます。
自己肯定感が低くなってしまう原因
①幼少期の環境
育った環境こそが自己肯定感のベースと言っても過言ではなくここでの記憶が潜在意識に紐づくとも言われています。
例えば以下のようなことが原因だったりします。
・親から褒められることが少なかった
・あまり愛情を注いでもらえなかった、愛されていたと感じられなかった
・兄弟姉妹や他人と比較されることが多かった
・頑張ったり、何か達成した時しか認めてくれなかった
②過去にトラウマを抱えてしまう経験をした
「人前で恥ずかしい失敗をしてしまった」「また虐待や、いじめを受けていた」などの強く印象に残る経験がトラウマとなりその記憶がフラッシュバックを起こしたときに、「自分は大切にされていない。ダメな人間だ」といった思いになってしまったりします。
③教育
私たち日本人の学校は、偏差値で人を判断し順位づけをします。
そして、日本人が重んじる”協調性”を強いるばかりに、型にはめようとする教育によって一人一人の自分らしさを失くしていってしまいます。
それこそが、ありのままの自分では存在価値がないという思い込みを植え付けいて、自己肯定感を下げてしまう原因でもあったりします。
自己肯定感が高いことのメリット
①ありのままの自分を認めることができる
自己肯定感が高い人は、自分で自分の魅力を認知しており、それが個性で、自分らしさであり、ありのままの自分だと理解しています。
また、そんな自分には価値があると思っていて周りにも表現することができます。
②自分にはできると思える自信がある
「自分にはどんな事もやれないことはない。」という根拠のない自信があるので、自分がやりたいことなどを積極的に挑戦することができます。
そして失敗など恐れず、困難があっても立ち向かえる勇気を持ち合わせているのです。
③常に自分を信じている
自分自身との信頼感が強く、自分の中にぶれない軸があるので、どんなことにおいても他人や世間の意見に流されることなく、自分の意志で決めることができます。
そして自分の意志に誇りを持っています。
④誰かのためになれる
自分で自分のことをしっかり満たしてあげられているので、周囲のことまで見れる視野の広さと心に余裕を持ち合わせています。
それによって、誰かのためになろうとしたり、何かの役にたとうと動けるようになるのです。
そして、その行動によって人から感謝されたりすることで、他者承認の欲求が満たされます。
上記のように、自己肯定感が高いからこそのメリットはたくさんあります。
自己肯定感が高い人は、自分の外側にある環境や、他人に視点をおいてないので、そこから影響されたりそこに意味を持とうとしません。
大事なのは、どんなときも外側ではなく
内側にある ”自分” が全てだということです。
自己肯定感を高める方法
では、自己肯定感を高くするには、どうしたらいいでしょうか。
それには、『まず自分自身と向き合うこと』が最も重要になります。
自分自身と向き合うということは、今抱えている悩みだったり、モヤモヤといった違和感などの感情を無視しないということです。
常に、今の自分の気分や感情はどう感じているのか。それを自分の中で観察し、どんな自分にもOKを出してあげてほしいのです。
①自分で自分を褒める
失敗したことや嫌なことがあった日も、一日の最後には、自分を褒めてあげましょう。
「今日もよく頑張った」「今日〇〇できた自分偉い!」などと、自分の良かった部分を見つけ出すことで明日には気持ちが切り替わった状態で過ごせることができるようになります。
②気分が上がる・癒やされる時間と空間をもつ
日常の中で、「テンションが落ちるなぁ〜」と感じた時に、すぐに気分が上がるような写真や物(好きな風景の写真など)を用意して、それで気分を変える癖を日頃からつけましょう。
また、自分が癒やされる方法もいくつか用意しておきましょう。
「お気に入りの紅茶を飲んでリラックスしよう」「アロママッサージに行ってこよう」などといった、自分を労わる時間を積極的につくりましょう。
③そのままの自分を受け止めてくれる人と話す
私たちは、誰かと繋がりを持つことで、自分の存在価値が上がって充実感を得ることが出来ると言われています。
家族や、友人、パートナーだったり、自分のことを受け止めてくれる人と話したり、悩みを相談することは大切です。
ですが、実際悩みを相談できるかとなると、出来なかったりしませんか・・?
実は、筆者の私も過去、自己肯定感が低く、悩みが絶えない日々を送っていたことがありました。
自己肯定感が低い人の特徴でもある、人からよく見られたいと思うあまり、家族や友人に悩みを打ち明けることができず、自分で抱え込んでしまい解決の出口が見えない状態が続いていました。
そんなある時、ネット上で、たまたま”カウンセリング”のページを見つけたことがきっかけで、ダメ元でカウンセリングを受けてみることにしました。
カウンセラーと話していく中で、いつの間にか私は、初めて他人に弱音を吐くことができていました。
そして自分では気づくことが出来なかった本当の気持ちを自身で確認することが出来たのです。
それによって、そこから考え方や価値観もどんどん変わっていきました。
私のように、友人などに中々相談できない・・という方は、カウンセラーに話しを聞いてもらうというのも一つです。
カウンセラーもまた、そのままの自分を受け止めてくれる内の一人だからです。
抱えている悩みや弱音を吐くことで、後ろめたかった悩みが肯定され、自分に対しても肯定する気持ちが芽生えてきます。
自己肯定感を高くするには、まずそういった行動から始めてみることが大切です。
自己肯定感は変わりやすい
自己肯定感というのは、高くなったり低くなったり変わりやすいものです。
それは、周りの環境だったり、過去に深く傷ついたトラウマなども影響してくるからです。
どんな嵐がきても、しっかり地面に張った揺るがない一本の木のように、自己肯定感を高い状態で維持していくには、日頃の積み重ねや、深く自分と関わり合うなどして一定の時間をかけてつくりあげていく必要があります。
だからこそ、自己流で行っていくには限界があります。
カウンセリングでは、カウンセラーの客観的な視点でのサポートによって自分と向き合うことで、深い深層的な自分の面に気づくことができ、過去に負ったトラウマなどの根本的な原因も解消へと向かっていきます。
自分一人よりも、カウンセリングというサポートが入ることで、より確実に自己肯定感を高め、根本から軸を固めていくことが出来るのです。
現代こそカウンセリングが求められている
カウンセリングと聞くと、特定の人だけが受けられるもので、仕切が高いというイメージがある
なんていう方は多いのではないのでしょうか。
ですが、そのイメージは徐々に変わってきていて、鬱病など精神病を患ってしまうかたや、自殺率が年々増加傾向であることに比例して、カウンセリング自体も需要が広がり、今は誰でも気軽に話せる場として多く活用されるようになってきました。
悩みの内容は、時代と共にまた年齢と共に複雑さを増してきます。つまり、自分一人で悩みを解決すること自体が難しくなってきているのです。
カウンセリングで出来ることとは
「悩みを相談できる人がいない。相談しづらい」
「周りに相談してみたけど、言われたアドバイスで逆に落ち込んでしまった」
「些細な悩みだけど聞いてほしい・・」
「とにかく今の状況から抜け出したい・・」
といったような悩みがあるかたは、まずカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
カウンセラーは、親しい存在ではない、むしろ関わりがない他人だからこそ、こちら側の先入観がなく、溜めていた弱音をどんどん吐き出すことが出来ます。
そして、心理面をしっかり熟知し、これまで多種多様な悩みをサポートしてきたプロであるからこそ、あなたの悩みに寄り添いながらも頭や心の中を整理させ、悩みを解決するための必要な気づきに導いていくことができるのです。
悩みから解放されれば、その後の人生は好転していくことでしょう。
カウンセリングの案内
カウンセリングを受けるのが初めて・・という方でも安心して受けられるのが「悩みごとカフェ」。
カフェにふらっと行くような気軽な感覚で相談することができます。
また「対面はちょっと・・」という方でも、電話やチャットという選択もあり、直接会ったり、顔を出すことなくカウンセリングを受けることができます。
「それでもやっぱりカウンセリングを受けるのが、少し怖い・・」
という方でも、10分間無料で受けられるサービスもあり、まずはどういったものなのか体験することができるので、カウンセリングがより身近に感じられ、安心して受けることができるでしょう。
そんな特徴をもった「悩みごとカフェ」。
『気軽に相談できる。』そんな身近なコンセプトだからこそ現在、幅広い世代の方達から利用していただけるようになってきました。
悩みは、自分一人で抱え込んでいてはずっと状況は変わりません。
もしあなたが「今の状況を変えたい。自分を変えたい。幸せになりたい。」と少しでも感じているのであれば、まずはどんな小さなことでも良いので、カウンセラーに話してみてください。
あなたの未来は、一つの小さな行動から変わり始め、やがてそこに希望の光が差しはじめます。
小さな一歩を踏み出してみることから始めてみましょう。