Profile
プロフィール
平松ヒロキ
今,悩みを周囲の人に相談できず1人で抱え込んでしまっていませんか?自分だけでは整理がつかないことでも,相談して話すことでプラスに働くことは沢山あります。その助けになれれば嬉しいです。
得意な相談
性格・悩み、人の目が気になる、キャリア・働き方、話相手がほしい、大切な存在との別れ
カウンセリング方法
ビデオ通話、音声通話、チャット
ストーリー
現在,個人で経理関係の事業を行いながら,カウンセラーとして主に「自分の感情を自分で守れる」ようにお手伝いする活動を行っています。
私は幼い頃から大人の顔色を伺ったり他人に感情移入したりしやすい繊細な気質を持っていました。また,自分の感情や考えを他人に伝えることがあまり得意ではない子供でした。今思い返すと,幼いなりに,他の人と必ずしも意見が一致しないことを話して誤解されたり嫌われたりすることを恐れて,なかなか本音を言えなかったように思います。それらの気質は,今もある程度持っていますし,いくつかの気質は,意識して訓練することで少しずつ変わっていきました。現在行っているカウンセリング活動を始めたのは,私自身が「小学生の頃から度重なり起こった,自分を責めてしまう出来事や周囲の悲しい出来事などによって精神的・心理的問題に悩んで,それを乗り越えてきた経験」と,「これまで友人から他人には言いづらい精神的な悩みを打ち明けてもらっても,何も助けになれなかった悔しさ」から,今度は自分が「悩んでいる人が問題を乗り越える手助けをしたい」と思うようになったことがきっかけになりました。
私は小学生の頃に,親から「あなたが生まれる前に亡くなった兄弟がいて,その兄弟が亡くなってしまったからあなたが生まれた」という主旨の説明を受けてから,自尊心がかなり低くなりました。元々持っていた感情移入しやすい性格の影響もあって,自分の兄弟に感情移入し過ぎた結果,何かうまくいかない時に,『もっと生きたかったはずの自分の兄弟が生きていた方が良かったのではないか』と子供ながらに思うようになり,『自分が生きていることが申し訳ない』と感じることが多くなっていきました。
その後,高校生の頃に,学校で部活の顧問から罵倒される日々が続いたことに加えて,家では両親の仲が悪くなり,親から無視されるような場面が増えたので,両親に頼ることが難しくなっていきました。部活でのストレスと家での両親に対する不安な思いの中に晒され続けた結果,自分の感情の行き場を失い,『自分を攻撃するようになる,感情を失う,自分を責めるような声が聞こえるようになる』などの症状に苦しむようになっていきました。 さらに,大学生の頃には,幼い頃から親しくしていた,尊敬する年上の知人が自殺してしまいました。自殺する数ヶ月前に会っていましたが,知人が悩んでいたことに気づくことができず,『もっと自分が話を聞けていれば,知人の考えが変わっていたかもしれない』と思うと同時に,その時に自分が何もできなかったことをとても後悔する日々が数ヶ月続き,特に最初の数日間は夜になると,どうしてもその知人のことを考えてしまって気がついたら泣いてしまう日が多くありました。しばらくは,まだまだ生きることができていたはずの知人が亡くなってしまって,もう会って話せないという事実をどうしても納得して受け入れられない,という状態が続きました。 就職後,2人の友人から相談の連絡をもらっていたにもかかわらず,仕事の忙しさを理由に断っていたところ,その後,友人の2人共がそれぞれ命に関わるような問題に巻き込まれました。どちらの友人も,普段はとても明るく前向きな性格に見えていたので,それほど大きな問題を抱えていたことに驚きましたし,私のことを信頼して,問題に巻き込まれる前に私に相談してみようと思って連絡をしてくれていたことを知って,「2人共,抱えていたものを打ち明けようとしてくれていたのに,その重大さに気づかず,話す時間を作る努力もしなくて,ごめんなさい」という気持ちで一杯になりました。自分が直接関係した問題というわけではなかったですが,その時の自分には,以前に知人が自殺してしまった時に何もできなかった後悔の想いも合わさって,今回もまた何も力になれなかった,という事実が自分の心に強く残りました。『友人が問題に巻き込まれる前に,自分が何か助けになれたのではないか』と自責の念に苛まれて,自己嫌悪に陥りました。
結局,小学生の頃から社会に出て仕事を辞めるまでの約15年間,自分の中で抱える問題はどんどん増えていきましたが,辛いのに『周囲に迷惑をかけたくない』という偏った思いから周りには言えず,問題とあまり向き合わずに,目を背けるように過ごしました。
最後には,仕事にも身が入らなくなり,問題を全て自分1人で抱え込み,だんだんと『しんどい,苦しい,今の状況から逃げたい,消えてしまいたい』と密かに感じるようになっていきました。
就職してから2年程経って,慣れない大量の業務に加えて周囲の悲しい出来事も重なり,過度のストレスで,精神的な落ち込みから始まり,不眠や食欲不振など身体的な症状が出始め,最終的に意識が朦朧としたり飛んだりし始めたので,病院に行き,医師の方に診ていただき,すぐに休職するように指示を受けました。休職して症状が落ち着いてからは,何とか今の状況から抜け出そうと自分なりに行動してみました。まず,病院に相談して薬の処方をしてもらうようになりました。薬を服用すると一時的に症状は軽くなって楽になりますが,根本的な問題が解決できていないので,結局薬に依存するような状態になってしまいそうでした。「これではこれまで積み重なってきた問題からは抜け出せない」と思い,次に思いついたのが,心理療法の講座を受けて自力で解決を目指そうというものでした。ですがこれも,知識は得られましたが,うまく自分に活かすことができませんでした。この時,自分で自分が抱えている問題の解決を目指すセルフカウンセリングというものは,慣れていないと自分を客観的に見ることが難しいので,時には逆効果になってしまうこともあるとても難易度が高いものなんだ,ということに気付かされました。
その事実を知ってから,心理カウンセラーの方にカウンセリングを頼んでみることにしました。それまでは,カウンセリングというものは敷居が高い感じがしていて,自分の悩みはカウンセラーに相談するほどの悩みではないと思っていましたが,実際にカウンセリングを受けてみると,これまで自分一人では苦手意識があって深く考えてこなかった,『自分の本音と向き合う』という作業を手伝っていただけて,数回のカウンセリングで,自分の心と正しく向き合う手助けをしていただいたり,効果的な方法をいくつか提案していただいたりして,心がスッキリした感じになっていき,最終的には問題の克服に至りました。自分が病院に行って薬を服用しても,自分一人で乗り越えようとしても,なかなかうまくいかずにモヤモヤしていた,『自分の感情や価値観と向き合う』という作業を,心の専門家の方に手伝っていただいたことは,私にとってとても新鮮でプラスになる経験でした。自分の感情を感じ取る方法,自分にとってトラウマになっている記憶の整理の仕方,マイナス思考をプラス思考に変えていく訓練,など。自分には分からない世界だと思っていた自分の心の中を,心理学を通して理解できるようになっていきました。
カウンセリングで自分の症状が改善した経験は,自分自身が苦しみから解放されたと感じると共に,今度こそはこれまで相談してくれたにも関わらず力になれなかった友人達に寄り添える存在になりたいという思いに変わり,そこから思いは募っていき,自分のこれまでの経験や得た知識,それに加えて他のカウンセラーの方から教えていただいたことをもとに,心の問題で悩んでいる方に寄り添うカウンセラーとして活動をしたいと思うようになり,現在に至ります。
普段のカウンセリングでは,これまで私自身が,辛い経験や自分を責めてしまう経験をした時に,自分の感情を制御できないと感じることが多かったので,主に「自分の感情を自分の理性でしっかり守れるようになること」を目的としたカウンセリングを行っています。お話を聴きながら,一緒に根本原因を見つけたり,これから取り組めそうなことをご提案をさせていただいたり,また,心の状態を図解化したものを使って自分が今置かれている状況について一緒に考えて,その辛い状況を乗り越えるためのお手伝いをさせていただいています。
この悩みごとカフェでは,大小関係なく何でも悩みごとを気軽にご相談いただいて,そのお悩みやモヤモヤした心から少しでも抜け出せるようなお手伝いをさせていただきたいと思っています。頭の中で考えるだけよりも話す方が,悩みが整理されて気持ちも楽になりますので,聴き手として信頼できるカウンセラーに一度悩みを話してみることは,お勧めです。
私自身も私の周囲の友人もでしたが,自分一人で抱え込んでしまう,あるいは周りに助けを求めづらいような悩みや問題を密かに抱えている人が,最近は特に多いことを,これまでの経験から感じました。人間関係の問題が多くなってきている近年の傾向を見て,自分が抱えている悩みを相談しやすい環境ができていけば良いなと思っています。私自身が,最初はカウンセリングというものの敷居が高く感じたように,もし,自分はカウンセリングを受けるほどでもない,カウンセリングに何となく抵抗がある,と感じておられる方がいらっしゃるのであれば,そのイメージが変わっていくように私も携わっていきたいと思っていますし,私自身これまで多くの方々に支えられながら精神的にも身体的にも回復しましたので,今度は私が支える側として活動していきたいと思っています。
資格
- JADP認定メンタル心理カウンセラー
- 上級心理カウンセラー
- メンタル心理ヘルスカウンセラー
- 行動心理士
- アンガーコントロールスペシャリスト
キャリア
- 幼い頃から感受性が強く繊細な気質をもって成長する
- 小学生~大学生の間に、多くの自己嫌悪や自己否定につながる経験をする
- 社会人2年目で,心と身体が限界に達し,心療内科を受診後,薬物療法開始
- カウンセリングを受け,問題の根本原因が分かり,症状の改善に取り組み克服
- これまでの経験と知識を活かし,カウンセラーとして活動中